はじめに
今回のブログのテーマは「塩」。
私にとって塩は、お料理に使うだけでなく、鼻うがいなどの浄化法にも欠かせません。
今回は、これまでも何度かご質問いただいている私が使っている塩について、アーユルヴェーダの「塩味」の定義についても簡単に解説しながらご紹介します。
アーユルヴェーダにおける「塩味」とは
まずは簡単にアーユルヴェーダの食の定義をご紹介します。アーユルヴェーダでは、食べ物の味を
- 甘味
- 酸味
- 塩味
- 辛味
- 苦味
- 渋味
の6つに分けて考え、これらの味をバランスよく摂ることが健康な食生活において重要としています。
アーユルヴェーダではこの世の全てのものは5つの元素でできていると考えます。
味も同様で、これらの6つの味は5大元素のうちの
- 空
- 風
- 火
- 水
- 土
のどの要素が主となるかによって性質が異なると考えられています。
塩味は「水」「火」の要素を主としています。
火の要素がピリッとした食感を生み、また舌に乗せるとじんわりと唾液を誘い、口の中で馴染ませて食べ物を消化しやすくします。
こうした特性から塩味は
- 消化の火アグニを助けて消化力を促進する
- 体に水分をもたらし体の各部位を柔らかくする
- 便やガス、尿などの老廃物の排泄を促す
- 詰まった毒素を溶かして経絡を浄化する
などの効能を持つと考えられています。
日本では夏にすいかに塩をかけて食べますが、冷性のすいかによる冷え過ぎを防ぐため熱の性質を持つ塩を用いるという、アーユルヴェーダ的にも理にかなった食べ方といえます。
塩の種類と選び方
「食塩」には大きく分けて
- 海水塩
- 岩塩
の2種類がありますが、アーユルヴェーダでは「岩塩」を推奨しています。
火の要素を持つ塩は本来鋭い刺激を持ち熱を帯びていますが、岩塩は鋭性や熱性が少なく、火が強い体質の人(『ピッタ』)や日差しが強い季節にも、健康に害を及ぼさない塩とされています。
また、ミネラルが多すぎるピンク色の岩塩よりも、白い岩塩で、できれば製造に人為的な工程を取らず、自然に結晶したようなものが良いとされています。
大自然モンゴルの岩塩『ジャムツダウス』
最後に、私が購入している塩をご紹介します。
大自然モンゴルの岩塩『ジャムツダウス』
(商品サイト:https://mongolshoji.com/product/)
世界自然遺産オブスノール盆地の岩塩。ジャムツは健康の神様、ダウスは塩の意味で、特別なお塩とされています。
私は地産マルシェ長原で買ってます。
(地産マルシェ長原:https://farmdo-net.com/)
Amazonなどでも売ってるようです。
ぜひご参考になさってください。
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