長原ヨガでレッスン前に皆さんに召し上がっていただいているクミン茶。どんな体質の人にも良い効能をもたらす万能スパイス茶です。
最初は皆さん「カレーみたいな香り」とおっしゃってくださり、不思議そうに召し上がってくださいますが、概ね美味しいという評判をいただき淹れ方のご質問もよくいただくので、今回の記事で取り上げてみました。
「クミン」の性質
スパイスには食事を美味しくすることと健康管理の2つの役割があります。食欲を沸かせる香りを持ち胃と腎臓を守るクミンは、インド料理の香りのベースとしてよく使われています。
分類:辛味
性質:軽性・乾性・温性
特性:ヴァータ(空・風)とカパ(土・水)の増悪を防ぐ
効能:
食欲増進、消化力増強、強壮作用、鎮痛効果、視力向上、解熱作用、下痢や吐き気の改善、腹部膨満感の解消など。母乳の出を良くし子宮を清浄するため産後に良い。
クミンシード
クミンは粉状のものと「シード」と呼ばれる種状のものの2種類があります。
クミン茶や料理のタルカ(テンパリング)などで使用する場合はシードを、煮込み料理などに使う場合は粉状のものが使われます。
どちらもアジア料理の食材店などで気軽に購入できます。
東京都品川区小山6丁目6-5(西小山)
マヤバザール(オンラインショップあり)
東京都品川区上大崎3丁目10−1(目黒)
クミン茶の作り方
クミンシードを真っ黒に焦がして「焦がしクミン茶」にするとさらに香ばしく仕上がります。煮出すだけなのでとっても簡単です。冷やしてもおいしくいただけます。食前にぜひ。
①
小さじ1杯のクミンシードを鍋に入れます。(クミン茶1杯分の分量)
②
鍋に入れたクミンシードをそのまま空煎りします。
③
香ばしい香りがしてきたら180ccの水を注ぎます。
④
沸騰するまで温めます。
⑤
沸騰したら火を止めます。
⑥
茶漉しで種を濾してカップに注ぎます。
ご参考になりましたか?
このほかにもアーユルヴェーダのスパイス茶には夏でも食欲増進に良い「アジョワン茶」、夏の灼熱感を和らげる「コリアンダー茶」、そして免疫力を高める若返りのお茶「トゥルシー茶」などがあります。
またご紹介していきますね。