パンチャカルマツアーの概要
今回私はサトヴィック・アーユルヴェーダ・スクールが主催するパンチャカルマツアーに参加しました。次回は2025年2月に開催されるようです。
▷ 2025年2月パンチャカルマツアー案内
事前にオンラインの説明会がありますので、わからないことや心配なことは質問することができます。今回は各地からご家族連れなども含め20名ほどの方が参加されました。
滞在場所
バラティヤ・サンスクリティ・ダルシャン財団
大学病院&研究センター
(Bharatiya Sanskriti Darshan Trust’s Ayurved Hospital & Research Centre)
【所在地】マハラシュトラ州プネ市ワゴリ(インド)
Vishwashanti Dham,
Kesnand Road, Pune, Wagholi, Pune, Maharashtra 412207
入院期間
- 治療期間 2週間
- 休息日 1日
費用
■今回かかった費用(2024年8月ツアー)※
■入院費用総額 | 1,940ドル |
パンチャカルマ治療日(1日) | 130ドル |
治療のない日の滞在日(最後の1日は休息日) | 50ドル |
滞在中の衣類 | 70ドル |
■参加申込金(サトヴィックによる日本語サポート)※※ | 13万円 |
■飛行機代(羽田⇄プネ往復) | 201,834円 |
■日本国内の交通費(S.RIDEでタクシー迎車) | 約8,000円 |
■お土産代 | 約50,000円 |
※ツアー費用は開催回によって異なる可能性がありますので、詳しくは主催者までお問い合わせください。
※※参加申込金には各種申請や手続き、通訳、病院での医師や看護師とのコミュニケーションのサポート、アクティビティの費用などが含まれます。オーダーメイドのサリーを作ってもらったりして、とても贅沢なツアーでした。
■入院費以外にかかる費用
- 往復の飛行機代
- 日本国内およびインド国内の交通費
- 海外旅行保険代
- 特別な検査が必要になった場合の検査料
- 個人の買い物代など
■現金が必要な場面
タクシー代などに現金が必要になります。念の為空港で少額を換金しておくといいです。
■利用できるクレジットカード
「楽天カードは使えない」「VISAはどこでも使える」という情報があったので直前に三井住友VISAカードを取得したのですが、実際は楽天カードでも問題なかったようです。
ICチップで全部読み取れると思ってたので、作ったばかりのカードの暗証番号を覚えてなかったのですが、病院の支払い機はICチップ非対応💦
他にもカードを持って行っていて、暗証番号を覚えているカードもあったのでなんとか支払えましたが冷や汗ものでした。
パンチャカルマ治療の条件
■治療を受けられない例
- 発熱時
- 生理中、出血がある場合
- 妊娠中
- ひどい貧血の場合
- 体力が弱っている場合
- 精神的に問題がある場合
- 重篤な病気や症状が強すぎる場合
出発前に問診票を提出し、現地の医師とビデオコールで問診の確認がありますので、治療内容についてくわしく相談することができます。
滞在中の生活
■英語
- 私も含め参加者は全員サトヴィックさんに全面的に頼らせていただいていましたが、英語に不自由がなければ仲介を通さず直接ご自身で手配して入院することもできます。
- 毎日の問診時に体の状態などをお伝えする時はほぼ同じようなやりとりが続くので、ある程度決まった単語を覚えておくことで通じます。
- スタッフの方々とは簡単な単語を交えた英語での会話でした。
- お医者様は翻訳機を持ち歩いてくださって、こちらの話を聞き取ろうとしてくださいます。
■貴重品の管理
- 各部屋それぞれにセキュリティボックスがついており、さらにクレジットカードなどの貴重品は病院で預かってもらえます。
- 病院の敷地から出ることがないので、病院内でお金を使うことはありません。
■連絡手段
予定外の回診があったり、アクティビティの開催場所が変更になったり急な連絡が必要な場合は、グループLINEでやりとりされていました。病院内にwi-fiはありますが停電が多く、私は同室の方の通信手段をお借りしたりしていました。
■個人的にしていたアクティビティ
- 朝は毎朝部屋の外の廊下でアサナを行い、冷えないように身支度して(治療期間はできるだけ体を冷やさないように気をつける)病院のすぐ外にあるパティオで瞑想したりしていました。
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回診が終わり暇な時間はタロットカードで遊んだりしていました。
パンチャカルマの期間中はヴァータの鎮静のためネットやおしゃべりから離れる時間を作り、心静かに過ごせると良いと思います。
渡航の手配など
行き帰りの飛行機やビザについてはご自身で手配するか、サトヴィックさんにご紹介いただいた旅行代理店(ミトラ・トラベル)に依頼できます。(今回のツアーの皆さんは代理店さんに依頼した方が多かったようです)
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ビザを取得する
メディカルではなくツーリストビザを取ります。ビザはオンラインで申請できます。
▷ インドビザオンライン申請
ビザの取得はとても難しかったのですが、こちらを参考にしたらなんとか自分でもできました。
▷ インドいかへん?
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航空券を手配する
【現地への行き方】
- 成田から直行便でムンバイ空港へ行きタクシー(4〜5時間)でワゴリへ
- 羽田からデリー経由でプネ空港へ行きタクシー(1時間)でワゴリへ
- 他のインドの都市へ入国して空路か陸路でプネへ
私は2の往復の航空券(国際線はANA、インド国内はエアインディア)をネットで手配しました。他の皆さんは往路が2で復路が1の方が多かったです。またタクシーの手配は事前にサトヴィックさんにお願いできます。
またできれば往復どちらも機内食はベジタリアンにしておくことをお勧めします。ANAはとても凝った素敵なベジ料理をサーブしてくださいました。
荷物
■持っていくと良いもの
- wi-fi
連絡用に便利。病院では頻繁に停電します。空港でも借りられます。 - 手芸、お絵描き、本など趣味のもの
時間潰しになります。せっかくなのでネットを見る時間は減らす方が良いです。 - タオル
バスタオルとフェイスタオル。薄手のものにしたほうがすぐ乾いて良いです。 - 虫除け
室内には虫除け薬が設置されていますが、外に出ると蚊が多いです。 - スニーカー
雨季は道が泥濘むのでサンダルでない方が足が汚れません。 - メイク道具
サリーをあつらえてもらったのですが、アイメイクぐらいしたほうがいいと思いました☺️ - ビーチサンダル
室内履きに。 - 羽織もの
私はウールのショールを持って行きましたが、朝夕はあると便利です。 - 携帯ホルダー
旅では両手が開く方が便利です。 - お土産用のバック
予備に持って行ったバックがあったのでなんとかお土産を持ち帰れた感じでした。 - シャンプー
シローダーラのオイルを取り去るには日本のシャンプーが役に立ちました。 - 登山用のヘッドライト
ヘアバンド上のライト。2人部屋だったので夜中にトイレに行く時などに便利でした。 - 歯ブラシや爪切り、シャワーキャップなどのアメニティ
病院には置いてありません。シャワーキャップはシローダーラ後しばらくオイルをつけたまま過ごすのに便利です。
■いらなかったもの
- iPad
ブログを書いたりしようと思っていたけどあまり開くこともなかったです。 - 部屋着などの衣類
靴下と下着は必要でしたがほかは現地のもので十分でした。捨ててもいいものを持って行ったので置いて帰りました。
■帰りの荷物
今回の治療に際して、日本でも継続してオイルを使うよう勧められて購入しました。
実際とても良いオイルで、体が柔らかくなり動きも良くなったのでできればたくさん買って帰りたかったのですが、3日分くらいの小さなスーツケースを持って行ったので納めるのに苦労し、また意外と重いので重量制限にひっかからないかヒヤヒヤしながらの購入になりました。
一番苦労したのは早朝に羽田から品川に行きJRに乗り換えようとした時。
全くスーツケースが持ち上がらなくて、結局駅の階段を降りることができず、品川駅の外に出てS.RIDEでタクシーを呼んで帰りました。
パンチャカルマでは体力的に消耗するので、帰りは迎えに来てもらうなどすると楽だと思います。